VRは楽しいケド、イマイチ広まらないワケ
ヴァイヴ買ったんですよ、HTC Vive、ええ、VRの方の、いやらしくないやつ。いや、今後いやらしくなるかもしれないけど、現時点では少なくとも、いやらしくない方の。

セットアップはめんどい
セットアップ決して楽ではない、いや、すごくハードルが高いと言っていい部類。部屋に最低2×1.5m四方の空きスペースを確保して、センサーを部屋の角2m以上の高さに固定設置して、AC電源3つも取りまわして、PCには最低4万円以上のハイエンドクラスのビデオカードを増設して、ごっついゴーグルとけったいなコントローラーをつけたり外したりしながらマウスでルームスケールのセットアップして、とか、もうね、手が4本いる。実際、センサー取り付け用の突っ張り棒設置にムスメの手を借りました。
【佐藤カフジのVR GAMING TODAY!】やっと届いたぞ! 新時代のハイエンドVRシステム「HTC Vive」レビュー(ハード編) - GAME Watch Watch
VRでやる音ゲーは楽しい
でもね、場所確保して設置さえ済んでしまえばあとは楽しむだけ。個人的にはAudioshieldおすすめ。リズムに合わせて飛んでくる玉を両手に持ったコントローラーで弾き飛ばすゲーム、要するにVR音ゲー。曲はローカルの曲ファイル以外にもYouTubeから検索できて、わりとイージーにいろんな曲で楽しめて飽きがこないのがいいですな。ムスメは好きなボカロの曲を、ムスコは東方の曲を検索して踊ってる、っていうかVR内での文字入力検索難しいので、俺が検索オペレーターになってるんですけどね。この辺は音声入力できないすかね。最新版はかなり安定しました。
例えばPharrell WilliamsのHappyでプレイすれば、シャイな日本人でもPVのように自然に踊らせてくれる気持ちよさ。音楽好き、ライブ好きなら、お気に入りのアーティストの曲で軽くトリップできますぜ。だが、VRを鼻歌混じりでプレイしている様はかなりキモイと思われるので、家人寝静まる夜中に部屋の鍵かけてやることをおススメせざるを得ないあたりが、早くもいやらしいデバイスの片鱗を垣間見た気がしますな。
VRめっちゃつかれるし、子供と楽しめない
ただ、VRは疲れる。眼底に来る的な、目がシバシバする疲れ、そう思うじゃん、はいはい想定内想定内。実はもっと疲れるポイントがあるんですよ、それは足。だって、ゴーグルかぶって仮想空間に入るとね、ないんですよ、椅子とかね、まあ、あったって座れるわけじゃないんですけどね、仮想だし。プレイ中、立ちっぱなしを強いられるゲームデバイスって、Dance Dance Revolution以来ですよ。そんなわけで、だいたい30分もプレイすると疲れて休むサイクルになります。おお、なんだ健康的ではないか。
あと、秋茄子は嫁に食わすなと申しますが、VRは子供にやらすなと言われてますな。なんでも立体視の能力が確立する前では斜視になるから6歳までは御法度、12~13歳まで要注意だそうな。
VRと年齢制限について #OculusRift - Qiita
Viveには両目間の距離調整があって黒目と黒目の間隔が60.3mmから調整可能です。これを測るマニュアルも付いてて、うちの8歳のムスコはギリギリクリア。ちなみに14歳のムスメは65mm前後、私は68mm前後。ともあれ、一般論として12~13歳以下はVR利用は斜視の恐れがあるということで、多少面倒だけど1プレイごとに交代ローテーションで遊ぶようにしてます。
そんなわけで、設置場所の確保と身体的なハードルが、いまいちブレイクスルーし切らない原因かな、などとぼんやり思いながら、今日も仮想空間でミクさんとぼんやりするわけです。
【関連リンク】
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※2017.10.12 アプリの更新などにあわせて一部改訂、タイトルとオチも言いたかったことに合わせて加筆修正しました
※2025/4/6:KDDIのブログサービスg.o.a.tに投稿していた記事を、サービス終了に伴い若干修正し転載しました。
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